【秋華賞】遅れてきた良血、“魔神パワー”ヴィブロスV候補浮上

[ 2016年10月11日 05:30 ]

秋華賞制覇へ期待が高まる遅れてきた良血ヴィブロス
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 人気確実だったオークス馬シンハライトの回避で、一転、混戦ムードとなった今年の秋華賞。過去10年のデータを分析した結果、オーナーの元横浜ベイスターズの大魔神こと佐々木主浩氏期待の、遅れてきた良血ヴィブロスがV候補に浮上した。

 (1)1勝馬 3歳牝馬3冠の最終戦。芝で2勝以上の実績がないと苦しい。ウインファビラス、ダイワドレッサー、フロンテアクイーンはそれぞれ重賞で2着の実績があるも、未勝利Vの1勝のみ。善戦はあっても、勝ち切るまではつらいだろう…

 (2)前走 このレースは前哨戦のローズSを使ってきた組が強いレース。ローズ組の着順は問わず。それ以外は紫苑S連対か重賞Vが条件。エンジェルフェイスやゲッカコウは重賞でも好走している実力馬だが、紫苑Sの着順が悪すぎる。

 (3)実績 過去10年の優勝馬はオークス連対、芝1800メートル以上の重賞V、芝2000メートルVのいずれかの条件を満たしている。人気が予想される桜花賞馬ジュエラーだが、残念ながら重賞実績がマイルに集中していて、ローズSも11着に惨敗。2000メートルのここはちょっと距離が長いか。ローズSで好走したカイザーバル、クロコスミアも条件を満たさず適性に疑問符がつく。

 (4)上がり馬 残ったのはディープインパクト産駒の2頭、ビッシュとヴィブロス。両馬は甲乙つけがたく、ここは秋華賞が新設された96年以降のデータを参照。ヴィブロスが該当する春のクラシック不出走馬は14年ショウナンパンドラなど6頭が優勝。夏の上がり馬は魅力。一方、オークス3着馬は98年ファレノプシスとテイエムオーシャンのみで、2頭は共に桜花賞馬。紫苑S勝ちしか実績のないビッシュは、ちょっと格不足と判断。

 結論 V候補はヴィブロス。姉のヴィルシーナは12年、ジェンティルドンナの鼻差2着に惜敗。妹が無念を晴らしてラスト1冠獲得だ。

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2016年10月11日のニュース