【細原・騎手で獲る 特別編】1日阪神6R 父譲りパワーでテルペリオンが初陣V決める

[ 2016年10月1日 08:00 ]

 手綱を緩めれば、すぐにでも突き抜けそうな雰囲気だった。阪神6R新馬戦(ダート1800メートル)はテルペリオンを狙う。父は08、10年の帝王賞など交流G1・6勝を挙げ、ダート界で一時代を築いたフリオーソ。父譲りのパワフルなフットワークで完成度が高く、入厩当初から目を付けていた逸材だ。

 鞍上の加藤は2週続けて手綱を取り手応えを確認。最終追いの坂路は上がり重点に4F55秒2。全体時計こそセーブされたが、ラスト2FからGOサインが出ると12秒3→12秒1と一気にハジけた。この時期の新馬でこれほどの反応を見せるのは素質の高い証拠。鞍上は「ドッシリとした背中で動きも抜群。前向きな気性で新馬向きだし、適度に気合も乗って初戦からやれそうな感触だった」と勝ち負けを意識する。1着固定の3連単でG1資金に。
【阪神6R】

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2016年10月1日のニュース