【スプリンターズS】スノードラゴン、自己ベスト51秒1計時

[ 2016年9月29日 05:30 ]

坂路で追い切るスノードラゴン

 人知れず若返りの泉に漬かってきたようなフットワークだ。スノードラゴンの芦毛が坂路の外ラチ沿いを軽快に弾む。主戦・大野を背に全身を柔らかく伸ばして4F51秒1。最終追い切りの自己ベストを馬なりのまま計時した。「うまく体を使っていました。休養前と比べても遜色ない動きです」と満足そうに笑みを浮かべる大野。高木師も「8歳馬とは思えないほど体が柔らかい。長く休養していたから衰えはない」と語った。

 昨年は脚部不安で完全休養。復帰後の芝4戦とも勝ち星から見放されているが、主戦騎手は復活の感触をつかんでいる。「速いタイムに泣かされてきたが、今の中山の芝はクッションが利いて、極端に速くならない。昨年みたいに1分8秒台の決着になればチャンスはあります」。高木師も「復帰後はゲートをうまく出ているから中団ぐらいに付けられる。あとは時計さえかかれば」と2年ぶりの同レース優勝へ手応えを膨らませていた。

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2016年9月29日のニュース