【神戸新聞杯】ダイヤモンド 抜群の加速!水分含んだCWで12秒0

[ 2016年9月22日 05:30 ]

CWコースを単走で追い切るサトノダイヤモンド

 阪神メインの菊花賞TR「第64回神戸新聞杯」ではダービー2着馬サトノダイヤモンドが迫力満点の動きを披露した。

 台風16号の影響で大荒れの空模様となった前日とは一転、雨が上がったがCWコースはたっぷり水分を含んだコンディション。馬場入りしたサトノダイヤモンドはスムーズなコーナリングでペースを上げ、直線半ばでゴーサインが出ると抜群の反応で加速。単走しまい重点で4F53秒6、ダイナミックなフォームでウッドチップを蹴り上げてラスト12秒0だ。池江師が納得の表情で切り出した。

 「先週やっているし、今朝は調整程度でサラッと。じっくり立て直して態勢は整いました。いい状態で秋初戦を迎えられますね」

 前走・日本ダービー2着後はフランス遠征を見送り、放牧を挟んで爪をケアしながら疲れを癒やし、それと同時にひと皮むけ栗東に帰ってきた。池江師は「春と見た目は変わらないけど背腰がしっかりしたし、ひ弱な面があった走りに力強さが出ています。全体的にレベルアップしました」と成長をアピールする。

 鼻差決着の日本ダービーでしのぎを削ったマカヒキは海を渡ってフランスへ。先週のセントライト記念を制した皐月賞馬ディーマジェスティとともにダービー馬不在の菊花賞戦線で注目度は際立っている。

 新馬戦から6戦連続のコンビとなるルメールは「ポテンシャルは凄く高い。調教にまたがっていないのでコンディションは分からないけど秋が楽しみ」と力を込める。3冠最終戦でGI奪取へ。まずはこのトライアルで弾みをつける。

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2016年9月22日のニュース