【ローズS】須貝師 リードにかける野心

[ 2016年9月14日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=13日】トレセンスタンド1階の食堂、いつもはおいしそうにうどんを食べる須貝師の表情がさえない。近寄った岡崎に指揮官は「うちの厩舎、3着が多すぎるわ」と苦笑い。確かに今年の須貝厩舎は3着が多い。JRAでは23勝2着27回に対し、3着が44回。「今週は楽しみな馬が多いし、なんとかならんかな」と勝率アップをもくろむ。

 ローズSでゲートイン確実なのはアドマイヤリードだ。桜花賞では上がり2位の33秒2で5着。オークスは15着に終わったが守備範囲の9Fなら巻き返しがあっていい。

 「体重は20キロぐらい増えてるし、具合はめっちゃいいよ。それにルメールも確保できたしね。抜けてる馬が2頭いるけど、この時期の牝馬は分からんよ」

 G1馬2頭には敬意を払うが、指揮官の野心はひしひしと伝わってきた。ならば“得意”の3着はもちろん、突き抜けるシーンがあっても驚けない。

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2016年9月14日のニュース