【小倉2歳S】レーヌミノル6馬身差圧勝 2歳女王名乗り

[ 2016年9月5日 05:30 ]

小倉2歳ステークス、6馬身差を付け優勝したレーヌミノル

 小倉で行われた「第36回小倉2歳S」は1番人気のレーヌミノルが6馬身差で圧勝。デビュー2連勝でタイトル奪取に成功した。

 他馬に付け入る隙を与えない圧巻の勝ちっぷりだった。ポンとゲートを飛び出したレーヌミノルは3コーナーまで2番手のポジション。抑え切れないくらいの手応えでカーブをクリアし4コーナー手前で早くも先頭に立つと、あとはもう独り舞台。芝1200メートルで2着ダイイチターミナルに6馬身もの差をつけ、悠々とゴールを駆け抜けた。引き揚げてきた浜中は涼しい表情で圧勝劇を振り返る。

 「強かったです。スタートからゴールまで利口に走ってくれました。特に注文は付かないし、力があるのは分かっていたので、それを信じていました。精神面が強いし、こんなにドッシリしている2歳牝馬はなかなかいないと思います」

 同じ舞台での新馬勝ちから中3週のローテ。いったん栗東に戻り、再度の長距離輸送を挟んでも体は6キロ増だった。これは本田師の狙い通り。「輸送を2回しても体が増えていたのが良かった。そうなるようにつくってきたからね」とうなずく。逆に言えば「稽古でまだビッシリ追っていない」という現状。にもかかわらず、これだけのパフォーマンスを見せるあたりが将来性の証と言っていい。

 「先のことを考えれば、もう少しじっくり構えてほしかったけど、それでもヒヤッとすることはなかった。これからまだまだ良くなると思うよ」

 今後について本田師は「順調なら1回使ってG1へ」と阪神JF(12月11日)をハッキリ意識。台風12号が接近する最終週の小倉を2歳女王候補が文句なしの走りで締めくくった。

 ◆レーヌミノル 父ダイワメジャー、母ダイワエンジェル(母の父タイキシャトル)牝2歳 栗東・本田厩舎所属 馬主・吉岡實氏 生産者・北海道新ひだか町フジワラファーム 戦績2戦2勝 総獲得賞金3852万5000円。

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