【北九州記念】プリンセスムーン 北村友11、12年連覇の得意レース

[ 2016年8月19日 05:30 ]

北村友騎手

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、北九州記念でプリンセスムーンに騎乗する北村友騎手を直撃した。

 ――プリンセスムーンの前走(アイビスサマーダッシュ)のレース前は落ち着いていましたね。

 北村友 パドック、返し馬からゲート裏でもイレ込むことなく落ち着いて、いい雰囲気を感じました。

 ――スタートも速かった。

 いつも1歩目は少し遅いタイプなのですが、前走は五分に出てくれたので前に付けることができました。

 ――ただ、ミルコ(勝ったベルカント)に前に入られてしまった。

 1、2番人気の2頭(ベルカントとネロ)に前を取られたのが痛かったです。

 ――道中の手応えや流れはどうでしたか?

 直線の1000メートル戦にしては思ったほど序盤が速くありませんでした。それもあって、最後は前と同じ脚色になってしまいました。この馬自身、よく伸びてはいたので残念でした。

 ――ただ、前々走(韋駄天S1着)が相当苦しい位置取りから勝ったように充実しているのは間違いない?

 あの時は本当に厳しい競馬になりました。でも、最後は楽に抜け出しましたからね。以前に比べ力を付けていると感じました。

 ――デビュー戦(13年1月4着)でまたがった頃とは体重も20キロ前後増えています。

 当時から乗り味はいい馬でした。ただまだパワーが伴っていませんでした。それが今はしっかり力を付けてきたという感じです。

 ――ブリンカー効果も?

 もちろんそれもあります。ブリンカーのおかげで道中、集中して走れるようになったのも安定してきた要因です。

 ――1200メートルはどうでしょう?

 コーナーで加速していく馬ではないので直線コースがベターなのですが、距離自体はむしろ1000メートルよりも走りやすいはずです。

 ――ハンデ54キロも問題ない?

 そこは気になりません。スタートで出れば前でジッとできるし、後ろからになったら窮屈なところへ行くより勢いをつけて外へ行こうと思っています。どのような形になってもいい競馬ができると思うので僕も期待しています!

続きを表示

2016年8月19日のニュース