ニッポーテイオー死す…老衰、33歳 G1・3勝「マイルの帝王」

[ 2016年8月18日 05:30 ]

87年の天皇賞・秋、同年マイルCS、88年の安田記念を制したニッポーテイオー。郷原とのコンビで「マイルの帝王」と呼ばれた

 87年天皇賞・秋などG1・3勝を挙げたニッポーテイオー(父リィフォー)が16日夜、けい養先の北海道浦河町のうらかわ優駿ビレッジ「AERU」で老衰のため死んだ。33歳だった。

 85年10月に美浦・久保田金造厩舎からデビュー。郷原洋行(元調教師)とのコンビで87年天皇賞・秋を5馬身差で逃げ切り、G1初制覇。さらに同年マイルCSでも5馬身差をつけ圧勝、88年安田記念でマイルG1連覇を達成した。続く宝塚記念2着(勝ち馬タマモクロス)を最後に種牡馬入りした。86年最優秀スプリンター、87年には最優秀4歳以上牡馬&最優秀スプリンターに輝き「マイルの帝王」と呼ばれた。

 種牡馬としては95年大阪杯と函館記念を制したインターマイウェイ、同年毎日杯を制したダイタクテイオー、113連敗で話題を集めた公営・高知競馬のアイドル馬のハルウララの父としても知られる。00年に種牡馬を引退した後はうらかわ優駿ビレッジ「AERU」で余生を送っていた。

 うらかわ優駿ビレッジ「AERU」の太田篤志氏は「多くのファンがいる馬で全国から合いに来てくださいました。そういう方々のためにも一日一日を大切にして、最長寿記録を更新してほしかったのですが残念でなりません。応援してくださった方々にお礼申し上げます」とコメントした。

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