【北九州記念】フルール圧巻の動き 先輩ハクサンの引退に花を

[ 2016年8月18日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=17日】北九州記念組の最終追いはほとんどが坂路。寺下は朝一番から坂路モニター前に陣取った。真っ先に現れたのが西園厩舎の2頭。マイネルエテルネルの直後に登場したフルールシチーの動きは圧巻だった。コンビの義を背に抜群の行きっぷりで駆け上がり、ラスト1F11秒9。居ても立ってもいられなくなった寺下は、西園師の元へ向かった。

 「体調は凄くいいよ。軽量を生かしてどこまでやれるか楽しみ」

 指揮官の上々の手応えをノートにメモし、再び調教スタンドに戻ろうとすると偶然、義が目の前に。「動くとは聞いていましたけど、それにしても動きましたね。さすが重賞に使う馬っていう感じです」とシビれる感触を教えてくれた。くしくもこの日、厩舎を支えたハクサンムーンの引退が発表。“短距離王国”を支えた先輩に続けるか。次世代エース候補から目が離せない。

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2016年8月18日のニュース