【関屋記念】ヤングマンパワー全開 高速差しで1年半ぶり重賞制覇

[ 2016年8月15日 05:30 ]

ダノンリバティ(右)との競り合いを制したヤングマンパワー

 サマーマイルシリーズ第2戦「第51回関屋記念」が14日に新潟競馬場で行われ、戸崎騎乗の3番人気ヤングマンパワーが15年アーリントンC以来の約1年半ぶりの重賞V。1分31秒8の高速決着を好位から制し、本格化を印象付けた。

 越後の高速決戦を制したのはヤングマンパワーだ。レースは先頭が何度も入れ替わる激しい展開。勝ちタイムは昨年より0秒8も速い1分31秒8。レース後の戸崎は「よく我慢して収まってくれたと思います」と大粒の汗を拭った。

 まずハナへ立ったのは内から飛び出したピークトラム。すかさずこれをロサギガンティアが奪い取る。これで隊列は決まったか、と思った矢先に外からレッドアリオンが力業でハナを主張した。向正面で起こったし烈な主導権争い。ヤングマンパワーは外め6番手でジッと機をうかがっていた。

 「手応えも十分だったし、ラストはタイミングを計るだけだった」(戸崎)。余力たっぷりで迎えたロングストレッチ。先行勢は消耗戦で苦しんでいる。戸崎の冷静なムチが飛ぶと、先に抜け出したダノンリバティをきっちり差し切った。手塚師は「時計勝負も大丈夫だと思っていたし、結構自信があった。接戦に強いのが持ち味だけど、今日は着差以上に力があったと思う」と完勝を強調した。

 これで4戦連続で2着以内を確保。この4走で体重は14キロも増えた。師は「前走は58キロを背負って勝っているし、走り方も矯正されてきた。今日のメンバーも弱くないので、本当に力を付けたと思う」と本格化の兆しを喜んだ。

 昨年はここで3着後に、京成杯AH(3着)へ向かった。今年は秋の大目標を見据え積極的に休養する。「昨年は次を使って疲れちゃった。一回放牧に出して、富士S(10月22日、東京)を使えれば。その後はマイルCS(11月20日、京都)を狙う」。3歳春のアーリントンC(15年)を制するなど、早くから頭角を現した逸材。2度目の重賞Vを踏み台に、再びヤングマンが立ち上がった。

 ◆ヤングマンパワー 父スニッツェル 母スナップショット(母の父サンデーサイレンス)牡4歳 美浦・手塚厩舎所属 馬主・星野壽市氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績14戦4勝 総獲得賞金1億4561万4000円。

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