【小倉記念】夏好きコンビ・松若ナルトに好機“ジワッと逃げれば…”

[ 2016年8月5日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=4日】8月に入っても調教開始(午前5時)直後は涼しく過ごしやすいが、取材が終わるころには汗ばんでくる。暑さにバテた寺下が最後に音無厩舎に立ち寄ると、厩舎スタッフ控室には松若がいた。「汗をかくのは好きです。夏は好きですね」と、3年目の若武者は生き生きとした表情で笑う。

 鞍上にとって夏の小倉は14年=10勝、15年=9勝と相性がいい。「小倉は乗りやすいイメージ。体力がいる季節で減量があると乗るのはキツイけど、その心配がない。食べ物もしっかり食べられますから」と分析する。ジョッキーの中でも小柄な鞍上だが、デビュー時43キロだった体は46キロまでパワーアップ。顔つきもシュッとして大人びてきた。

 小倉記念は昨年、アズマシャトルで重賞初制覇を飾った舞台。今年は3年前の覇者メイショウナルトと初コンビを組む。「ジワッと逃げられたら、チャンスはある」と鞍上。“夏好き”人馬の強力タッグなら一発があっていい。 

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2016年8月5日のニュース