【中京記念】トウショウドラフタ 田辺“落ち着いて流れに乗れれば”

[ 2016年7月22日 05:30 ]

トウショウドラフタと田辺

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、中京記念でトウショウドラフタに騎乗する田辺騎手を直撃した。

 ――トウショウドラフタの前走(NHKマイルC5着)ですが、体重が2走前から減り続けての出走になりました。

 田辺騎手 前々走(ファルコンS1着)が中京への輸送で道悪の中、一生懸命に走った。それで少し減ってしまったのだと思います。

 ――イレ込んだのもそのせい?

 最近落ち着いていたけど、元々そういう面はある馬。それが久々に出て装鞍場からうるさくなってしまいました。

 ――出遅れたのもその影響?

 ゲートは最近あまり出てくれません。正直、ポンと行くイメージはありません。

 ――今回も不安?

 馬場状態や枠次第では前を取りに行くことも考えているので、当日は落ち着いていてほしいです。

 ――気負っていると無理に前へは行けない?

 前走がそうでした。あれで無理に前へ行ったら、もっと掛かってしまうと思います。

 ――後ろからでも掛かっていました。

 少し力み過ぎてしまいました。それでも直線では上手に前をさばいて、最後はジリジリ伸びてきてくれたんですけどね。

 ――伸び切れなかったのは距離?

 それもあるかもしれません。1400メートルだとフワフワ走って最後ははじけるけど、1600メートルの流れのせいか行きたがりましたから。

 ――今回も1600メートル。

 そこだけが心配です。ただ、それなりに流れるようなら問題なくこなしてくれるとは思います。

 ――最終追い切り(岩部騎手騎乗)は落ち着いて楽に走れていたようです。

 折り合いを重視して乗っていただけたようです。放牧帰りで僕も一度乗ったけど、リラックスしていました。当日も競馬場の雰囲気にのまれなければいいと思います。

 ――前々走の内容から道悪も問題ない?

 ただ、あの時も最後は手応えが怪しくなっていました。切れる馬なので本心は良馬場の方がいいです。

 ――古馬相手に54キロのハンデ。

 ハンデは3歳としては少し背負わされた気もします。ただ、将来を期待している馬なので泣き言は言えません。こなしてくれると信じて乗ります!

続きを表示

2016年7月22日のニュース