【先週の新馬戦】センス抜群アメリカズカップ

　先週は中京芝で行われた２鞍で、豊かな将来性を感じさせる逸材が勝ち上がった。Ａ評価は芝１６００メートルを１番人気に応えて快勝したアメリカズカップ。スローで勝ちタイム（１分３６秒６）は目立たないが、緩い流れを２番手で折り合い、逃げ馬を楽にねじ伏せた。父マンハッタンカフェ譲りのあか抜けた好馬体の持ち主で競走センスも抜群。順調に成長すれば大きなところを狙える器だろう。

　芝２０００メートルを制したトリコロールブルーは、緩い流れを後方から直線一気に２馬身突き抜けるワンサイド勝ち。ゴール前は流しており、こちらもスケールの大きさは疑いようがない。いずれも人気薄が勝ち上がった福島の３鞍は小粒だった印象。函館組は芝１２００メートルをほぼ馬なりで制したポッドジーニー、芝１８００メートルを好位インから差し切ったトリオンフとも水準以上のレベルだった。