ライフル銃で競走馬射殺の疑い 60歳の元牧場経営者逮捕

[ 2016年7月18日 13:20 ]

 北海道新冠町の競走馬生産牧場「競優牧場」で今年2月、サラブレッド2頭が射殺された事件で、静内署は18日、動物愛護法違反と銃刀法違反(用途外発射)の疑いでこの牧場の元経営者の無職榊明彦容疑者(60)=新冠町=を逮捕した。同署によると、競優牧場は破産手続き中。

 榊容疑者は「弁解することはありません」と容疑を認めている。

 捜査関係者によると、2頭には保険がかけられていたという情報もあり、保険金目的の可能性もあるとみて、動機を詳しく調べている。

 逮捕容疑は、2月27日午後9時半から午後10時半までの間、競優牧場の放牧場にいた1歳牡馬のサラブレッド2頭をライフル銃で射殺した疑い。

 静内署によると、28日朝、従業員が2頭の死骸を発見。うち1頭の近くにライフル銃の薬きょう4個が散乱していた。

 榊容疑者はシカの駆除や狩猟のために、許可を得て、散弾銃などとともにライフル銃1丁を所持していた。同署はこのライフル銃が使われたとみて、調べている。

 競優牧場は2004年に日本中央競馬会(JRA)の顕彰馬に選ばれ殿堂入りした「タケシバオー」を生んだ有名牧場。関係者によると、近年は資金繰りが悪化し、今年4月には札幌地裁浦河支部から破産手続きの開始決定を受けた。

 新冠町で競走馬生産牧場を経営し、榊容疑者を40年前から知る60代の男性は「2~3年前から生産馬に高値が付かず、経営が苦しそうに見えた」と振り返る。「どんな事情でも自ら生産した馬を手にかけてしまうのは情けないし、残念だ」と嘆いた。

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