【バーデンバーデンC】王ノミチ通った!善臣 今開催52キロ4戦全て馬券内

[ 2016年7月18日 05:30 ]

 17日の福島メイン「バーデンバーデンC」は4番人気の柴田善騎乗オウノミチが直線抜け出して快勝。1600万条件からの格上挑戦をベテランジョッキーの円熟技で実らせた。

 「王の道を通りました」。優勝記念撮影に向かう柴田善が馬主関係者に笑顔でジョークを飛ばした。道中、内ラチ沿いの絶好位4番手で流れに乗り、直線でも抜群の手応えでインから抜け出してくる。福島コースを熟知するベテランが誘導したのは直線の短い小回りでソツなく勝つための王道。「道中力み気味だったが、いい所を無理せず通れた。最後はハンデ(52キロ)もあったと思う」。淡々と振り返る同騎手は52キロの重量で今開催4戦2、3、2、1着。軽量を生かすすべも知っている。

 格上挑戦に踏み切った佐々木師も会心の笑み。「1000万を勝った後のここ3戦は、ちぐはぐなレースで足踏みしたが、ハンデ差を生かせば通用すると…」。前走は外れかかった蹄鉄を引きずりながら走るなど不運に泣かされてきたが、福島でオープン入りを決めた。母馬のナゾなど面白馬名で知られる小田切有一オーナーの所有馬。今後は北九州記念(8月21日、小倉)からセントウルS(9月11日、阪神)のサマースプリントシリーズへ。「夏の短距離戦の王道、王の道を進みます」。佐々木師も明るいジョークで締めくくった。

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2016年7月18日のニュース