【大井・JDD】バルダッサーレ 東京ダービーの圧勝劇再び!

[ 2016年7月12日 05:30 ]

強力JRA勢に立ち向かう東京ダービー馬バルダッサーレ

 砂の3歳頂上決戦「第18回ジャパンダートダービー」が13日、東京・大井競馬場のナイターで行われる。JRAから大井への転入初戦だった東京ダービーで衝撃の7馬身圧勝を決めた(8)バルダッサーレ。南関クラシックホースの威信をかけて超強力中央馬に挑む。また、羽田盃馬(3)タービランスは感冒のため出走を取り消した。

 中央勢が例年以上に強力だが、対する地方勢も黙ってタイトルを譲る気はない。東京ダービー馬・バルダッサーレもダービーからさらにパワーアップして臨む。

 ダービーは転入初戦で全てが手探り。調教で見せていたムラな面が実戦でどう出るか分からず、不安材料はあった。だが、ふたを開けてみれば7馬身差の圧勝。「強い競馬。能力の高さを改めて感じた」と中道師は振り返った。中央2勝の実績や普段の動きから力を秘めているとは感じていたが正直、予想以上の結果だった。大きな手応えをつかんだ。

 だが、決して歩みは止めない。対JRAを意識して、中間は調教を工夫した。「前走、序盤で置かれた。ペースが緩んだ中盤で一気に進出したが交流戦はペースが速く、緩まない。好勝負するなら中団にはつけたい。中央のペースに対応できるよう序盤から気合を乗せる調教をしてきた」(同師)

 調教の効果は1週前追いの動きでも見て取れた。フワフワとズブい面を見せていたダービー時の追い切りとは一変。序盤から抑え切れない手応えで自らハミを取り、6F79秒0、上がり3F37秒2(馬なり)の好時計をマーク。「前走以上の仕上がり」。師は胸を張った。

 ダートは4戦3勝。負けた中山500万戦はブリンカーを外していた。底は割れていない。アッと言わせた東京ダービーの再現は可能だ。

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2016年7月12日のニュース