【七夕賞】絶好調の夏!和田郎師、ウォリアーで平地重賞初V狙う

[ 2016年7月5日 05:30 ]

2連勝中と好調なルミナスウォリアーが重賞に挑む

 今週の福島メインはサマー2000シリーズ開幕戦「第52回七夕賞」。2連勝と勢いに乗るルミナスウォリアーが重賞初参戦。管理する和田正一郎師(41)は今年、G1・中山グランドJをオジュウチョウサンで制して重賞初V。次なる願い「平地重賞制覇」に願いを込め、愛馬を送り込む。

【七夕賞】

 2連勝中のルミナスウォリアーが、いよいよ重賞舞台へ。前走・ジューンSは休養明けの昇級戦。中団できっちり折り合うと、直線は上がり3F最速タイ(34秒8)の末脚で馬場中央を真一文字に突き抜けた。16戦目で念願のオープン入り。和田郎師は「前が空いてうまくいったところもあったが、着実に力を付けてくれていますね」と目を細める。

 デビュー以来、掲示板(5着)を外したのは1戦だけ。堅実な一方、なかなか勝ち切れないレースが続いていた。「以前は負荷をかけ過ぎるとヘコたれてしまったが、体質が強くなってきましたね。精神的にもしっかりして、今はヤル気が空回りしていません」と師は心身両面での充実をアピールした。

 和田郎師は09年5月開業。今年に入ってオジュウチョウサンで中山グランドJを勝ち、うれしい重賞初制覇がG1初Vとなった。同じく美浦で開業する父・和田正道師(69)の姿を見て育ち、北海道大獣医学部へ進み獣医師の免許を取得した。一見、学者のようなルックスだが、その見た目通りのまじめ一徹。「それぞれの馬の状態、性格に合わせて調教メニューを組み立てるようにしています」と厩舎方針を説明。「最近は少しずつ、やっていることがかみ合ってきている感じがしますね」と冷静に分析した。

 厩舎は夏競馬が始まって絶好調。ここ3週は毎週勝ち星を挙げ、2週前は4勝の固め打ち。ウォリアーについて「小回りは中山でも勝っているので大丈夫でしょう。ここでも楽しみです」と力強い。七夕の短冊に込める願いは、もちろん「平地重賞のタイトル」だ。

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