【福島新馬戦】アピールバイオ8馬身差V!潜在能力抜群の大物候補

[ 2016年7月4日 05:30 ]

2着に8馬身差をつけて圧勝した(8)アピールバイオ(左)

 福島に大物候補が登場した。5Rの新馬戦(芝1800メートル)で7番人気のアピールバイオ(牝=牧、父ネオユニヴァース)が8馬身差の逃げ切りV。05年から行われている福島芝1800メートルの新馬戦としては、06年イクスキューズの7馬身差を上回る最大着差となった。

 ド派手な勝ちっぷりにスタンドがどよめいた。アピールバイオは1000メートル通過63秒5のスロー逃げに持ち込むと、上がり3Fはメンバー最速の35秒3をマーク。これでは後続はお手上げだ。直線は差を広げる一方だった。管理する牧師も「調教をしっかりやってきたが、こんなに走るとは」と驚く圧巻のパフォーマンス。新人の木幡巧は「調教では追ってから切れるわけじゃないけどバテなかった。前に行きたかったので仕掛けていった」と狙い通りのレースを満足げに振り返った。

 気性の難しい馬が多いネオユニヴァース産駒ながら「気性も特に問題ない」(師)というから頼もしい限り。次走は未定だが、木幡巧は「まだ成長すると思うので今後が楽しみ」と大きな期待を寄せていた。

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2016年7月4日のニュース