菜七子の兄弟子・野中奮闘中 リュウセイ未勝利脱出だ

[ 2016年7月1日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=30日】藤田菜七子と同じ根本厩舎に所属する野中悠太郎(19)。年は菜七子のわずか1つ上だが、“フィーバー”をいつも近くで見守り、支えてきた。

 菜七子が福島で初勝利を挙げた際には「結果を出せずに悩んでいた時期もあったみたい。この1勝で少しは楽になれたかな」と静かに祝福。優しい性格の野中に、村松は常々、感心していた。最近は騎乗依頼も急増。根本師も「悠太郎は最近乗れてきているね。菜七子が注目されて、それがいい方に出ている」と成長に目を細める。

 今週は合計12鞍がスタンバイ。「チャンスがありそう」(野中)と期待を寄せるのは土曜福島7R、自厩舎のニシノリュウセイ。デビューから8戦全てで手綱を取り、徐々に着順を上げて前走6着。師に「スピードに乗るのに時間がかかる」と自ら進言し、1F延長での未勝利脱出を狙っている。頼もしさを増した兄弟子に、この夏は要注目だ。

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2016年7月1日のニュース