決定!海外馬券発売第1弾 10・2の凱旋門賞が日本で買える!

[ 2016年6月28日 05:30 ]

JRAが10月2日の仏G1「凱旋門賞」で日本国内初の海外馬券発売を行うことを発表。13年のレースではオルフェーヴル(右)が2着だった

 競馬ファンの楽しみが国境を越え、海の向こうまで広がった。JRAは27日、大阪市内で関西定例会見を開き、今年のダービー馬・マカヒキ(牡3=友道)が参戦する10月2日の仏G1「凱旋門賞(シャンティイ)」で日本国内初の海外馬券発売を行うことを発表した。近年は日本馬が遠征するケースが増え、これで国内のファンも馬券で参戦できる新時代を迎えた。

 競馬ファンにとっては待望の海外馬券発売が決まった。その第1弾が今年のダービー馬マカヒキが出走を予定している欧州最高峰の一戦、凱旋門賞だ。福井紳弥・総合企画担当理事が発表した。

 「システム開発は順調に進んでおり、この秋から開始できる見込みです。発売するのは主催者から映像が提供され、日本馬が出走するレース。今月20日に農林水産大臣に認可していただき、凱旋門賞から実施することが決まりました」

 日本の競走馬が出走する海外競馬の馬券を国内で購入できるようにする改正競馬法が昨年4月24日に衆院本会議において全会一致で可決、成立。これを受けてJRAは各国と調整を続け、それと並行してシステム開発に取り組んできた。昨年11月7日に農林水産省が馬券を発売できる指定競走24レースを告示。この日決定した凱旋門賞以外は、JRAが発売したいレースを同省に申請、認可を得た上で発売可能となる。

 発売要項(場名・式別など)や出馬表、オッズ、馬場状態・騎手変更、レース結果、払戻金などの情報提供については「ホームページを通じて提供させていただく準備をしています」と明言。さらに発売する全レースの映像をJRAのオフィシャル放送であるグリーンチャンネルで無料放送することを明らかにした。

 国によって発走が夜間になることから競馬場やウインズでは発売されず、インターネット投票のみ。購入できるのは単勝、複勝、ワイド、馬連、馬単、3連複、3連単の7式別で枠連とWIN5は発売されない。凱旋門賞は当日10時(日本時間)に発売開始、締め切り時刻は発走(同23時5分予定)の4分前。払戻金は海外のオッズと連動させず、JRAと同様の国内完結型(独立プール方式)で決まる。

 凱旋門賞以外にも日本馬が遠征を視野に入れている11月のメルボルンカップやブリーダーズカップ諸競走、12月の香港国際競走は「レースごとに、ひと月くらい前に認可の申請をします」との方針。指定競走24レース以外については「出走が決まっているのであれば2カ月くらい前に告示の追加をお願いするかどうか検討します」としている。

 JRAはこれまで日本馬が海外レースに参戦しても一般的なファンは応援しているだけだったが、馬券購入などで海外競馬を知ってもらうことで、売り上げにつなげていく狙いもある。凱旋門賞の売り上げは4億~5億円を見込んでいる。

 ファンにとっては楽しみが広がるサービスだ。10・2が待ち遠しい。

 ◆凱旋門賞 1920年に創設された欧州の最強馬決定戦。原則として10月の第1日曜日にパリのロンシャン競馬場で行われるが、今年は同競馬場が改修工事中のため初めてシャンティイ競馬場(芝2400メートル)で開催される。総賞金は500万ユーロ(約5億6000万円)。日本馬は過去に延べ19頭が挑戦し、99年エルコンドルパサー、10年ナカヤマフェスタ、12、13年オルフェーヴルの2着が最高。今年は5月のダービーを制したマカヒキなど11頭の日本馬が登録している。

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