SJTトップ矢野逃げ切るか

[ 2016年6月17日 05:30 ]

SJT第2戦を8番人気で快勝した矢野(提供・岩手県競馬組合)

 【地方競馬です!!】今年もSJTがやってきた。「スーパージョッキーズトライアル」。数ある地方競馬シリーズ企画の中でも人気が高い。各地の名手が集い、JRAの国際騎手招待「ワールドオールスタージョッキーズ」(一昨年まではWSJS)への切符一枚を争うのだから当然だ。

 13日、盛岡開催の第1ステージ(2鞍)でトップに立ったのは初出場の矢野貴之(31=大井)だった。昨年は初の年間200勝突破で大井開催1位、南関3位の成長株。「SJTということは自然と意識せず、プレッシャーなく乗れた。初出場の強みですかね」と笑顔で振り返った。

 第1戦は8番人気で6着。第2戦は盛岡ならではの芝。昨年、遠征馬で重賞Vも果たした好相性の芝コースで今度は8番人気1着と浮上した(計26点)。2位・山本聡22点、3位・真島大18点、続く上位は五十嵐、山本政、川原が17点。

 15年SJTは初出場の藤田弘(金沢)が第1S4点から第2S連勝で大逆転と、何が起こるか分からないのも面白さのひとつ。矢野は「みんなにトップだと言われるが、内心はまだ2戦もあるという感じ(笑い)。ただ、アドバンテージがあるのは確かですからね」とニヤリ。注目の最終決戦は七夕の7月7日、名古屋でゲートインだ。(池田 裕文)

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2016年6月17日のニュース