【エプソムC】ミスターX ルージュバック、ベストの千八なら

[ 2016年6月12日 05:30 ]

 東京11R・エプソムCはルージュバックに託す。近2走は敗因がはっきりしている。2走前・中山牝馬S(2着)はレース中に落鉄し、前走・ヴィクトリアM(5着)は15年桜花賞以来のマイルの流れに対応できなかった。ベストの1800メートル戦なら力を出し切れる。

 最終追いが圧巻だったのも推奨理由の一つ。「ルージュに付いていける馬がいない」(大竹師)との理由から、Wコースでの併せ馬は二段階仕様。まずは2馬身前を行くストリートオベロン(4歳500万)を一瞬で抜き去ると、すかさずはるか前を先導した僚馬目掛けて伸び続けた。その動きが最高の状態を証明していた。東京は百日草特別V、オークス2着の実績。跳びが大きい走法はこの舞台でこそ生かされる。条件は間違いなく好転。買うならここだ。馬単(18)から(1)(5)(6)(7)(13)(16)。

 阪神11R・マーメイドSはシュンドルボンを軸に据える。ルージュバック同様、前走・ヴィクトリアM(9着)はマイルG1の流れに戸惑って後方追走で必死。直線も伸びかけたところで前が塞がり、不完全燃焼に終わった。

 昨年8月から条件戦を3連勝していよいよ本格化の兆しを見せる。15年エリザベス女王杯(7着)は勝ち馬マリアライトにわずか0秒2差。2走前・中山牝馬Sはきょう開催のエプソムCで1番人気濃厚のルージュバックを抑えて優勝した。田子助手は「昨夏から筋肉が本当にしっかりしてきた。前走が最高の出来だったが、レースで力を出し切れなかった分疲れもなく今回も好調は維持している」と胸を張る。トップハンデ56キロも、500キロを超える馬体ならクリア可能。ここを踏み台に牝馬重賞戦線の主役へと名乗りを上げる。馬単(13)から(2)(3)(4)(5)(8)(12)。

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2016年6月12日のニュース