波に乗る佐宗師&レオーネに注目

[ 2016年6月10日 05:30 ]

大井記念を快勝して佐宗師に初重賞をプレゼントしたケイアイレオーネ

 【地方競馬です!!】南関3歳馬の祭典、東京ダービーが終わったTCK。息つく間もなく、月末には古馬G1帝王賞が行われる(29日)。そのステップでもある5月開催の大井記念は中央在籍時にダートグレード2勝を挙げたケイアイレオーネ(牡6)が圧勝。佐宗応和師(さそう・たかかず、47=大井)に初重賞をプレゼントした。

 騎手としてはオグリダンディで96年全日本3歳(現2歳)優駿、クリオネーで98年トゥインクルレディー賞を制している師。「馬主さんはもちろん、厩舎スタッフら関係者全員が喜ぶ姿を見るのがうれしい。やっぱり、その思いは騎手の時よりも大きいよね」と笑顔を見せた。08年6月の管理馬初出走から9年目での美酒。それ以前に31回の挑戦で2着3回、3着3回と惜しいレースも多かっただけに喜びもひとしおだ。

 そのレオーネは帝王賞とG3マーキュリーC(7月18日、盛岡)の両にらみで、どちらかに向かう予定。歯車がかみ合ってきた感があり、年齢的にもまだまだ活躍が期待できる。また、今開催6日のトライアルVで6戦4勝としたイノデライト(牡3)は、もちろんS2優駿スプリント(28日)へ。師は「素質は高い。一生懸命すぎる面があるので、もう少し力まず走れるようになれば」と期待を寄せた。波に乗る佐宗厩舎の今後に注目だ。 (池田 裕文)

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