【エプソムC】8歳馬ヤタロウ衰え知らず「状態は凄くいい」

[ 2016年6月8日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=7日】競走馬のアンチエイジングは確実に進んでいる。春の天皇賞でキタサンブラックに鼻差食い下がった8歳馬カレンミロティック。ストレイトガールは7歳でヴィクトリアM連覇。高齢馬の活躍は中高年のファンに少なからず、希望を与えているとオサムは思う。

 今週のエプソムCで言えば8歳馬のメイショウヤタロウだ。かつて白井厩舎に在籍し、5勝のうち3勝を藤田(伸二=15年9月で引退)で挙げている。それだけでも“いにしえ感”が漂う。いまや“藤田”と言えば菜七子だ。

 年明けから小倉大賞典12着、ダービー卿CT9着と不振続き。それでも先週のCWコースでは6F79秒8の猛時計で動き、衰えを感じさせない。「成績が出てないだけで馬の状態は凄くいい。小倉の時は行き場がなかったし、前走の中山はコース形態が合わなかった。脚はあるからね。相手は強くなるけど、直線の長い東京は合うと思う」と高橋亮師は一撃をもくろむ。

 転厩8戦目で通算47戦目。8歳馬の奮起を願わずにはいられない。 

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2016年6月8日のニュース