センスが光る一番星レッドラシーマ

[ 2016年6月7日 05:30 ]

 【先週の新馬戦】この世代で一番星となったのが土曜阪神の芝マイル戦を制したレッドラシーマ。半兄には昨年の若葉Sを制したレッドソロモン(父メイショウサムソン)がいる。前半1000メートルの通過が63秒1と、超が付くほどのスローペースだったが中団から折り合いはスムーズ。4角で早めに先頭に立つと、ラスト3Fも最速タイの33秒9と二枚腰で押し切った。流れに乗った競馬でセンスの良さが光った。立ち回りのうまさからも距離は延びても問題ないだろう。

 東京からは芝1400メートル戦を制したマイネルバールマンが好印象。新種牡馬ジョーカプチーノ産駒で、父譲りの非凡なスピードが光った。500キロ近い馬格から繰り出すパワフルなフットワークからも、高い底力を秘めていそう。距離に関しても、小脚を使えるタイプでマイル前後は守備範囲だ。芝1600メートル戦のメモリーミネルバは、スタートがひと息だったが、直線は狭いスペースを割ってくる勝負根性が素晴らしかった。ただ、牝馬で小柄な馬格だけに馬体の成長が鍵。充実すれば大舞台での活躍が期待できる。

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2016年6月7日のニュース