キトキト東海から久々の大器か

[ 2016年6月3日 05:30 ]

先月の駿蹄賞を楽勝したカツゲキキトキト

 【地方競馬です!!】5月29日、佐賀・九州ダービー栄城賞を皮切りに始まった「ダービーウイーク2016」。16日、園田・兵庫ダービーまで全6戦、目が離せない戦いが続く。すでに行われた佐賀と門別はともに1番人気が勝利。そんな中、東海から久々に大物出現かと思わせる馬がいる。目下6連勝で重賞は4連勝中。7日、名古屋・東海ダービーの大本命と目されるカツゲキキトキト(牡=名古屋・錦見)だ。

 前走の5月4日、駿蹄賞は好位3番手から直線で抜け出し、2着に3馬身差をつけて快勝。騎乗した大畑騎手はレース直後、「初めての1800メートルで少し慎重に乗ったが完勝。自分はこれまで東海ダービーは2着2回。この馬で初ダービーといきたい」と早くも自信を口にした。

 錦見師も「やっと体ができてきた。発馬の不安がなくなり、いい位置で競馬できるようになった。折り合いの心配がないから距離が長ければもっと離せる。現時点で名古屋の古馬オープンとやっても好勝負できる」と話す。通算2046勝(重賞40勝)を誇る師がほれ込む素質馬。3歳になって、カイバがしっかり身になり、馬体がグンと良くなった。「まだこれから」と師。いったいどこまで成長するのか。まずは東海ダービーで地区最強を証明する。 (秋田 麻由子)

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2016年6月3日のニュース