【安田記念】ディサイファG1初制覇へ、距離短縮が追い風

[ 2016年6月2日 05:30 ]

坂路単走で好調をアピールしたディサイファ

 ディサイファが、坂路単走での最終追いで好調を印象付けた。「先週の追い切りが凄く良かった。久々に13秒(ラスト1F12秒7)を切ることができた」(小島良助手)。この日も7歳馬とは思えない活気あふれるフットワーク。馬なりのままグングンと急坂を踏破し、4F53秒7~1F13秒7をマークした。先週の負荷を考慮して時計は軽めだったが、小島太師は「ここまでは順調。やってみないと分からないけど、出来には自信がある」と胸を張った。

 重賞4勝の実績を引っ提げるが、3度挑戦したG1は8着(15年天皇賞・秋)が最高。G1初制覇の鍵は、大幅な距離短縮にある。「元々マイラーの馬を距離がもつようにしてきた感じ。道中で引っ掛かることがあるし、いつかこの距離は試したいと思っていた。今回はいい機会」と同助手。初の芝マイル挑戦でG1を制した馬は13年トーセンラー(マイルCS)など過去に3頭。“隠れた名マイラー”が、いきなり歴戦のライバルたちを打ち破る可能性は十分にある。

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2016年6月2日のニュース