【日本ダービー】リオンディーズ強烈末脚も5着…序盤折り合い苦戦

[ 2016年5月30日 05:30 ]

 リオンディーズは暴走気味に先行した皐月賞から一転。ミルコ・デムーロは後方待機策を選択したが、序盤はやはり折り合いに苦しんだ。それでも直線勝負に懸け、最後はメンバー中最速の3F33秒2の末脚で追い込んだが、上位陣の切れ味も強烈。前走に続いて掲示板の5着を確保するのがやっとだった。

 「掛かったね…。前走のスタートで出して行ったのが影響したのか、馬がゲートの中から怒っている感じだった」。がっくりと肩を落としたミルコだったが、それでも「直線半ばでは勝ったと思った。それくらい最後は伸びている」と愛馬をかばった。

 角居師も「道中で頭を上げるシーンがあったし、自分のリズムで走れなかった」と無念の表情。舌を縛る秘策も報われなかった。「今後は休ませたい。秋?現状では菊花賞は難しいでしょう」とポツリ。激しい気性の改善が、今後の課題だ。

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2016年5月30日のニュース