【日本ダービー】経済コースの利点大 先行、差しも最高の1番枠

[ 2016年5月27日 05:30 ]

 なぜダービーでは1番枠が強いのか?コース設定も影響している。1番枠のロジユニヴァースが優勝した09年以降はオークス週はBコース→ダービー当該週はCコースのパターンで定着した。内柵の位置が3メートル外側に移動され、先週までに傷んだ内寄りがカバーされることで馬場差がなくなる。経済コースを走れる利点が大きくなる図式だ。

 現実に09年のロジはラチ沿いを先行してV。同じく1番枠から優勝した10年エイシンフラッシュの藤原英師は「いい枠。距離損がない」と枠順決定後に笑顔を浮かべ、馬群を縫った。13年キズナの佐々木師は「3角までロスなく走れる」の言葉通り、道中は内ピタリ→4角手前から外に出して一気差し。先行するにしても、差すにしても最高の枠といえる。

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2016年5月27日のニュース