【日本ダービー】レッドエルディスト“絶好調”驚異の上昇度

[ 2016年5月27日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=26日】もはや夏の日差しの栗東トレセン。ダービー上位陣を脅かす魅惑の穴馬情報を見つけたい!なぜなら、そろそろ関東に残る先輩方から“探りの電話”が掛かるころ…。競馬スタッフ最年少の高木は、汗を浮かべて自転車をこぎ続けた。

 出張前から気になっていたのは青葉賞2着のレッドエルディスト。笹田厩舎で出迎えてくれた福田助手は開口一番「絶好調です」と笑顔を見せた。水曜は坂路で4F53秒4~1F12秒0。肩ムチ2発に鋭く反応し、切れ切れの最終追いだった。同助手は「きのうの追い切りは今までで一番良かった。状態は青葉賞よりもいい」と胸を張った。

 メンバー唯一の16年デビュー(1月24日)で、一戦ごとの上昇度は驚異だ。「レースごとに体幹がしっかりしてきて、ハードな調教もこなせている。前走後も、前脚がグンと伸びるようになり体の使い方が上手になった」と成長をアピールした。

 その前走・青葉賞は右後脚を落鉄するアクシデント。それでもメンバー最速の脚(3F33秒9)で、V馬ヴァンキッシュランに0秒2差まで迫った。「パワーが伝わりにくかったと思うけど、最後までしっかり伸びてくれた。折り合いも心配なかったし、この距離を経験できたのは強み」と目を細めた。

 高木がおいしい情報の数々にお礼を告げて帰ろうとすると「担当じゃないけど(同厩の)エアスピネルも、過去最高の出来らしいですよ」と耳打ち。東からの電話には、笹田厩舎の2頭を推そうと決めた。

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2016年5月27日のニュース