【平安S】アスカノロマン 5馬身差圧勝!重賞2勝目で帝王賞も視野

[ 2016年5月22日 05:30 ]

<平安S>5馬身差で快勝した太宰騎乗のアスカノロマン(左)

 21日の京都メイン「第23回平安S」は、好スタートから先手を奪った1番人気アスカノロマンが直線、後続を圧倒。重賞2勝目を飾った。

 テン良し、中良し、しまい良しの圧勝劇だった。太宰は「逃げるのは一つの作戦の中にあった。乗りやすいし、指示通り動いてくれる。不安なく騎乗できます」とパートナーを称えた。以前は体重の変動が大きかった。体質面が強化してそれも解消され、体も新馬戦から50キロ増えた。

 レース前、太宰は「ダート馬は賞金をいっぱい持っているし、何とか加算していきたい」と話していただけに、勝って賞金を増やせたのは大きい。川村師も「勝ててホッとしています。馬の状態を確認してオーナーとの相談にもなりますが、賞金を持ったし大井の方に行かないといけないと思っています」と思いを口にした。

 帝王賞(6月29日、大井)で再び砂の古豪たちと対戦することになるのか?「もう一段階、良くなりそうな馬なので、これからが楽しみ」と太宰。完成の域に入ってきた5歳馬が、ダート界の猛者に挑戦状を叩きつける。

 ◇アスカノロマン 父アグネスデジタル 母アスカノヒミコ(母の父タバスコキャット)牡5歳 栗東・川村厩舎所属 馬主・豊田智郎氏 生産者・北海道新冠町新冠タガノファーム 戦績22戦7勝(うち地方1戦0勝) 総獲得賞金2億3485万3000円。

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