【NHKマイルC】プリウス 冠名ダンツ+BT産駒に懐かしい香り

[ 2016年5月6日 05:30 ]

ダンツプリウスをなでる榊原厩務員

 水曜に追い切ったダンツプリウスは5日、軽めの運動で体をほぐした。距離をマイルに短縮した4走前から3→1→2→1着と安定感が光る。山内師は「マイルにして正解だった。胴が詰まり気味だし、体形的にもマイルは合っているかな」と一発を狙っている。

 担当の榊原丈展調教厩務員はパートナーにどことなく懐かしい香りを感じている。「冠名ダンツ」、ピンクのメンコがまぶしい「山内厩舎」、そして一時代を築いた名種牡馬「ブライアンズタイム」。02年宝塚記念を制したダンツフレームと同じ“プロフィル”を持つプリウス。「デカくて、骨太で丈夫。瞬発力じゃなくて、ドン!ドン!ドン!という感じ。少し昔の血統やけど、うちの厩舎はブライアンズタイムでよく稼がせてもらったよな」。

 10年以上前、ダンツフレームを筆頭にシルクプリマドンナ、ラントゥザフリーズなど、山内厩舎のブライアンズタイム産駒からは重賞ウイナーが続出。プリウスは27歳時の種付けで誕生した23世代目の産駒。「ブライアンズタイムは亡くなったけど、最後にひと花咲かせてくれたな。プリウスはいつも自分の力を出し切るタイプだし、ここでもチャンスはあるやろ」と力を込めた。

続きを表示

2016年5月6日のニュース