【日本選手権競輪】熊本の中川がG1初制覇、被災地に吉報届けた

[ 2016年5月5日 18:15 ]

競輪の第70回日本選手権を制し、優勝カップを掲げる中川誠一郎

 熊本地震の被災地支援競輪として開催の第70回日本選手権(G1)最終日は5日、静岡市の静岡競輪場で決勝(2425メートル、6周)が行われ、リオデジャネイロ五輪の自転車トラック種目男子スプリント代表の中川誠一郎(熊本)が3分32秒6(上がり11秒2)で勝ち、G1初制覇を遂げるとともに優勝賞金6500万円を獲得した。

 レースは残り1周で新田祐大(福島)が深谷知広(愛知)を抑えて先行。G12度目の決勝に臨んだ中川は、2コーナー付近で後方外側から一気にまくって3コーナー手前では先頭に立ち、2着の吉田敏洋(愛知)に4車身差をつけて圧勝した。3着には地元静岡の渡辺晴智が入った。新田は6着、深谷は9着に終わった。

 払戻金は車連単が(4)―(7)で5210円、3連単は(4)―(7)―(1)で4万8950円。

 ▼中川誠一郎の話 こんなことってあるんですね。熊本のファンの皆さんに最初に(優勝を)伝えたい。ゴール前は自分でもしびれた。五輪前の国内最後の大会で優勝できて最高。五輪でも頑張ってきたい。

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