菜七子、東京１Ｒで落馬「すみません」頭部打撲などで騎乗見合わせ

藤田菜七子騎手

　注目のＪＲＡ新人女性騎手・藤田菜七子（１８）が２３日、東京１Ｒでエレナバレー（牝３）に騎乗。３コーナーで落馬するアクシデントに見舞われた。土曜は計７鞍に騎乗予定だったが、４Ｒ以降の騎乗は見合わせることになった。

　藤田は先団に位置を取っていたが、３コーナー過ぎに前の馬と接触して馬がつまずき落馬。検査の結果、右上腕三頭筋損傷、頭部打撲と診断された。意識ははっきりしており、自力で救急車から降りて同馬を管理する戸田師に「すみません」と話した。

　藤田は１３日に船橋で落馬したが、中央では初の落馬。この日が東京初騎乗で「東京は楽しみにしていました」と目を輝かせていたが、ほろ苦い東京デビューとなった。

　▼藤田菜七子の話　馬券を買ってくれたファンの方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。本日の残りのレースに騎乗できず（最終１２Ｒ後に東京競馬場で行われる）募金活動にも参加することができなくて残念です。ご心配おかけしてすみませんでした。この失敗を次回以降の騎乗に生かしていきたいです。