【天皇賞春1週前追い情報】東のアクター、西のグラン、ブラック陣営、手応え良し

[ 2016年4月20日 18:38 ]

 G1「第153回天皇賞春」の1週前追い切りが20日、美浦、栗東の東西トレセンで行われ、昨年の有馬記念を制したゴールドアクター(牡5=中川)が上々の動きを披露。東の大将が伝統の大一番制覇に向けて臨戦態勢を整えている。一方、西では阪神大賞典勝ちのシュヴァルグラン(牡4=友道)、昨年の菊花賞馬キタサンブラック(牡4=清水久)も活気あふれる動きを見せ、人気上位馬は互角の気配。このコーナーでは東西有力馬陣営、ナマの声をお届けする。

【美浦1週前追い切り】

 昨年のグランプリホース・ゴールドアクターが吉田隼を背に、Wコースで3頭併せ。直線で追われると一瞬で2頭を交わして、2馬身先着。鞍上は「1回叩いて折り合い面は良くなっている。使うごとにパワーアップしている感じ。切れ味も増している」と手応え良しだ。

 ◆フェイムゲーム(牡6=宗像師)エンジンのかかりが遅かったが、これでピリッとすると思う。前走(ダイヤモンドS2着)は帰国初戦で冬場の競馬。多少体に余裕があったかも…。今回は体がスッキリしてます。

 【栗東1週前追い切り】

 阪神大賞典を制したシュヴァルグランはCW併せ馬。マディディ(3歳オープン)に半馬身先着、攻め駆けしないタイプにしては動きがいい。手綱をとった藤岡佑(レースは福永)は「いい追い切りができました。息の入りが良くて、さすが長距離馬という感じ。乗りやすい」と好感触。

 前哨戦の大阪杯で重量58キロを背負い、2着のキタサンブラックもCW。ジョーアラタ(4歳1000万)を追いかけ、終始馬なり。しかも相手に軽量のジョッキーが騎乗したとあって同入にとどまったが上々のフットワーク、文句なしだ。手綱をとった黒岩(レースは武豊)も「具合はいい。前走の前は少しテンションが高い時があって、レース後にどうなるかと思ったんですが、うまくガス抜きできたみたいです」とコメント。清水久師も「順調なのが何よりです」と目を細める。京都外回りで、二つ目のG1タイトルを狙う。

 ◆カレンミロティック(セン8=平田師)使った上積みはあるし、体調もいい。前には行くけど、できればハナは避けたい。

 ◆トゥインクル(牡5=牧田師)負荷をかけられたし、いい感じです。スタミナ勝負に持ち込みたい。

 ◆トーセンレーヴ(牡8=武幸)体調は良さそう。レースは折り合いがカギになる。

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2016年4月20日のニュース