【マイラーズC】4歳クルーガー 粗削りでも下克上

[ 2016年4月20日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・栗東=19日】停滞気味のマイル路線に“新風”を吹き込むか。7歳馬フィエロが主役を務めるマイラーズCは、言っちゃ悪いが代わり映えのしないメンバー。最大の惑星は4歳馬のクルーガーだとオサムはにらんでいる。火曜朝、高野師を直撃すると案の定、強気だった。「克服すべき課題はいろいろあると思います。ゲートに相手関係。そして初めてのマイルに良績のない京都。しかし、それらを全部まとめて克服してくれるんじゃないかと思っています」

 まず中日新聞杯で露呈したゲートの課題。前走の敗因はこれに尽きるが「矯正をかけて問題ない」と断言。相手関係やコース、距離に関しても「こなせる。やれると判断してのチャレンジです」と熱っぽい。

 3歳時は年明けの京成杯(芝2000メートル)で首位争いを演じ、夏の札幌で2600メートルを戦った同馬が満を持してマイル戦に矛先を向けてきた。距離短縮でさらに切れ味を引き出せるとの読みだろう。いずれにせよ、勢いのある4歳馬が主力級を“食って”しまいそうなマイラーズCだ。

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2016年4月20日のニュース