【皐月賞】マカヒキ、父の道へまず1冠!ディープと同じ無敗4連勝Vだ

[ 2016年4月12日 05:30 ]

父ディープインパクト同様、無敗4連勝で1冠目を狙うマカヒキ

 牡馬クラシック第1弾「第76回皐月賞」は近年屈指のハイレベル決戦。超A級の弥生賞を制したマカヒキに注目が集まる。05年三冠馬の父ディープインパクトと全く同じローテーションを歩み、デビュー3連勝中。父同様、無敗4連勝でまず1冠を奪取する。

【皐月賞】

 評判通りの走りで結果を出し続けてクラシック本番を迎えた。マカヒキは昨年10月の新馬勝ちから休養を挟み、今年に入って若駒S、弥生賞とデビュー3連勝。その前走・弥生賞は直線、先に抜け出した昨年の2歳王者リオンディーズをゴール前で捉え、首差の接戦をモノにする勝負強さが光った。大江助手がセールスポイントを挙げる。

 「身体能力の高さと、それを発揮できるメンタル面ですね。前走は中山に輸送しても、こちらが思っている以上に落ち着いていました。ヤンチャなところはあるけど温厚。オンとオフがハッキリしているんです」

 トライアルから中5週となるこの中間も順調に乗り込み、先週水曜はCWコース3頭併せ。最後方から直線、並ぶ間もなくマーティンボロ(7歳オープン)、パヴェダイヤモンド(4歳500万)をかわしてゴールへ。6F78秒0~1F11秒7は破格。僚馬2頭の内で馬場の4分どころを通ったとはいえ、これだけの時計を簡単には刻めない。1週前に負荷をかけるのは予定通り。大江助手が続ける。

 「先週の追い切り後もいい状態で来ています。今週の追い切りは時計が出すぎないようにサラッとやる予定。前走を使った上積みは間違いなくありますよ。テンションが上がったり下がったりしないように接して、平常心で調教できるように気をつけています」

 11年前に三冠制覇を成し遂げた父ディープインパクトも新馬、若駒S、弥生賞をステップにこのレースをモノにした。デビューした時期をのぞけば戦歴はピッタリ一致。無敗の皐月賞馬誕生なら偉大な父以来11年ぶり17頭目の記録になる。「バランス、スピード、スタミナと総合力が高い。乗りだしたときから、これは凄い馬になるんじゃないかと思いました。体つきは大人っぽくなっているし、全体的にしっかりしてきました」と成長をアピール。まずはこの1冠を全力で獲りにいく。

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2016年4月12日のニュース