【皐月賞】今年は超ハイレベル!栗東“3強”陣営からナマ情報

[ 2016年4月11日 18:56 ]

3月の弥生賞を制したマカヒキ(11番)。奥は2着のリオンディーズ(10番)

 先週の桜花賞と同様に、今週のG1第76回皐月賞も“3強”対決のムードだ。主力勢は、すべて関西馬。そこで11日全休日栗東トレセン“3強”陣営、ナマの声をお届けする。

 サトノダイヤモンド(池江)は13年セレクトセール(当歳)で2億3000万円(税抜)の高値で落札された超良血馬(父ディープインパクト)。陣営の期待通り、デビュー以来3戦3勝。抜群のセンスあふれる走りで、無敗街道を突き進む。中澤助手は「普段から無駄なことをしないのがいいところ。今まで担当した馬とも違いますね」と目を細める。前走のきさらぎ賞も3馬身半差の快勝。TRは使わず直行するが「先週ビシッとやって、さらに良くなっている」と好感触。

 2歳王者リオンディーズ(角居)は絶好調M・デムーロとのコンビでクラシック獲りに挑む。鞍上は先週の阪神牝馬S→桜花賞と土日重賞V。皐月賞も歴代最多の4勝と抜群の相性だ。鈴木助手は「今週も頑張るように言っといて下さい」と余裕の笑み。弥生賞は2着に惜敗したが「本番で勝ってくれれば…。使ってガス抜きできているし、1週前は前走時より反応が良かった。この前より動ける」とリベンジに手応えあり。

 サトノダイヤモンドと同じディープ産駒のマカヒキ(友道)もダイヤモンドと同様に3戦3勝。特に前走・弥生賞では2歳王者リオンディーズをゴール前でとらえ、首差の接戦をモノにする勝負強さが光った。大江助手は「身体能力の高さと、それを発揮できるメンタル面ですね。前走は中山に輸送しても、こちらが思っている以上に落ち着いていました」とコメント。そしてテンポよく続けた。

 「乗り出したときから、これは凄い馬になるんじゃないかと思いました。体つきはおとなっぽくなっているし、全体的にしっかりしてきました」。

 鞍上は前走騎乗したルメールがサトノダイヤモンドに騎乗するため、川田を新パートナーに迎え、牡馬1冠獲りに挑む。

 3強以外にも武豊が騎乗する朝日杯FS2着のエアスピネルの反撃や、スプリングS勝ちのマウントロブソン、新潟2歳Sを圧勝したロードクエストも侮れない。とにかく今年の皐月賞は超ハイレベル。絶対に見逃せない一戦だ。

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