【桜花賞】1番人気エンブレム、控えて4着…ルメールぼう然

[ 2016年4月11日 05:30 ]

4着に敗れ、引き揚げるメジャーエンブレム

 1番人気メジャーエンブレムは、ライバルを圧倒してきたスピードを生かせぬまま4着に沈んだ。無難なスタートに見えたが、いつもと違って行き脚がつかず、馬群に包まれての追走。直線も左右からプレッシャーをかけられる厳しい展開。それでも馬群をこじ開け、いったんは先頭に並びかけたが、上位3頭に抵抗する脚は残っていなかった。

 ルメールはぼう然とした表情で「スタートが速くなかった。前が空いた時に少しだけ脚を使ったが…。ペースが遅くラストの瞬発力勝負。こういうレースを彼女はまだ知らなかった」と言葉を絞り出した。

 田村師は「状態は良かったが、スタートがいつもの出方ではなかった。この馬の競馬じゃなかったが、こればっかりは仕方ない」と肩を落とした。次走は未定も、所有するサンデーレーシングの吉田俊介代表は「選択肢はそんなにない」と、オークスかNHKマイルCへの出走を示唆。「どこかで巻き返したい」と田村師。反撃のチャンスはいくらでもある。

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2016年4月11日のニュース