【桜花賞１週前追い】シンハライト２馬身先着　池添「いい状態」

軽快に坂路を駆け上がるシンハライト（手前）

　無傷４連勝でのクラシック制覇へ視界良好だ。チューリップ賞の覇者シンハライト（牝３＝石坂）は坂路併走で１週前追い。序盤をゆったり入ったので、全体の４Ｆは５３秒１と地味だが、ラスト２Ｆは１２秒５―１２秒０の加速ラップ。先行したイフリート（３歳未勝利）をダイナミックなフォームで捉え、２馬身先着した。

　池添は「最後は反応を確かめる感じで、抜けてからは遊ばないように気合をつけた。紅梅Ｓはいい感じを受けなかったけど、その後からどんどん良くなって、今回もいい状態」と好感触。

　前走チューリップ賞では結果はもちろん、課題のスタートを五分に出たことが鞍上を喜ばせた。「Ｇ１は雰囲気が変わるけど、この間ぐらい落ち着いてくれれば」。Ｇ１請負人が「初めて乗った時から、なかなかない乗り味だと思った」とほれ込む逸材。西のエースとして、２歳女王に勝負を挑む。