【大阪杯追い切り】ブラック上々、アンビシャスは折り合いカギ

[ 2016年3月30日 18:51 ]

 昨年の菊花賞馬キタサンブラックは黒岩(レースは武豊)を背に、栗東CWコースで併せ馬。上がり重点で6F85秒4~12秒3(馬なり)をマークした。

 黒岩は「ストライドが大きいので自然と時計が出ていた。(出来が良かった)菊花賞のときに近い」と上々の手応え。ブラックを管理する清水久師も「体はできている。器用な走りなので内回りも問題ない。あとは鞍上(武豊)におまかせ」と万全の態勢だ。

 前で構えるブラックも粘り強いが、後方から襲いかかる同世代アンビシャスの差し脚は相当なもの。それは前走、中山記念(2着)が物語っている。そのレースの1着がドゥラメンテ、3着がリアルスティール。ドバイを沸かせた両馬と五分に渡り合った。すでに“ドバイ級”の能力を秘めている。この日の最終追いは栗東坂路併走で4F52秒3。あとはレースでの折り合いがカギになる。

 音無師は「相手関係は問題じゃない。いかに折り合って自分の競馬ができるかどうか。ジョッキーを選ぶ難しい馬。ミルコ(デムーロ)でさえ、難しいんだから。(新パートナー)横山君がうまく乗ってくれるかどうか。折り合いさえ付けば」と期待を込めた。

 人馬一体になった時、相手がG1馬5頭でも、まとめて面倒を見るのは魅力十分の横山典&アンビシャスであろう。

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2016年3月30日のニュース