【ダービー卿CT】サトノアラジン本格化の兆し“さらに良くなった”

[ 2016年3月29日 05:30 ]

5歳での大ブレークが期待できそうなサトノアラジン

 今週の中山メーンはG3ダービー卿CT。マイルのハンデ重賞で未完の大器が始動する。昨年秋、G1マイルCS4着のサトノアラジンは前走G1香港カップ(11着)以来、約3カ月ぶりに今年初戦を迎える。

 アラジンは今週大阪杯に出走予定のラブリーデイと同じ山元助手が担当する。大柄でグッドルッキングなアラジンと、やや硬めでまとまった体形のラブリーでは、走りも全く違う。

 「フットワークが違います。坂路で最初の1Fが17秒だとしたら、ラブリーが38完歩で、アラジンは35完歩ぐらいですね」

 それだけアラジンが大跳びなわけだが、それゆえ不器用。「エンジンのかかりが遅く、ギアの重い自転車みたい」と苦笑い。とはいえ、素質がG1級との評価は、2歳時から変わらない。

 「去年のマイルCSの時もいいと思ったけど、さらに良くなった。体が能力に追い付いてきた」

 本格化は近い。昨年スターダムに上り詰めたラブリー同様、アラジンも5歳での大ブレークが期待できそうだ。

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2016年3月29日のニュース