【日経賞】ミスターX マリアライト確実に勝利収める

[ 2016年3月26日 05:30 ]

 中山11R・日経賞はマリアライト。小柄な牝馬だが昨秋渡り合ってきた相手は強敵ぞろい。2走前のエリザベス女王杯はヌーヴォレコルト、ラキシスといった人気どころを撃破してV。前走・有馬記念は牡馬の一線級を相手に0秒1差の4着と健闘した。その前走は枠順抽選で思わず久保田師が顔をしかめる大外16番枠。それでも果敢に好位を確保し、しぶとく上位陣に食い下がった。同舞台の今回は好枠2番をゲット。ここならスタートからロスなく運べる。

 ここを叩き台にもくろむ陣営が多い中、師は「前走後のダメージもなく、順調に来た。1戦1戦仕上げて、全部勝ちに行くというイメージです」と強気な発言。寝ぼけまなこのライバルたちを尻目に、確実に勝利を収める。馬単(2)から(3)(4)(7)(9)。

 阪神11R・毎日杯はスマートオーディンで決まり。東スポ杯2歳S勝ちの実績はここでは一歩リード。そのレース内容も圧巻で、超スローの展開を上がり3F32秒9の豪脚で一気に差し切った。休み明けの前走を叩いて、今回は能力全開で向かう。

 23日の最終追いではダノンロンシャン(5歳500万)を一蹴する動き。CWコースを抜群の反応で駆け抜け、ラスト1Fは12秒2の末脚で僚馬を3馬身置き去りにした。「前走は調整が甘かったのかも」と反省する松田師は「以前と比べると危ない場面が少なく、セーフティーゾーンで走れるようになった」と成長を実感。下手に包まれない大外10番枠も歓迎で、ここは外からあっさり突き抜ける。馬単(10)から(1)(2)(4)(5)。

続きを表示

2016年3月26日のニュース