【ドバイターフ】スティール自信満々12秒1 ムーア「言うことない」

[ 2016年3月24日 05:30 ]

軽快な動きを見せたリアルスティール

 前日の雨で重くなった芝生をリアルスティールがさっそうと駆け抜けた。馬上には新コンビを組むムーアのクールな視線があった。ゴール前で軽く仕掛けてラスト12秒1。「馬の状態は言うことがない。あとは馬場だけ」。

 初コンタクトで馬場をポイントに挙げた鞍上に、矢作師も同調した。「時計だけで言ったらやっぱり遅い。きのうの雨はドバイにしたらありえない量だった」と苦笑い。それでも「肉体的にはもう速い時計を出す必要はない。気持ちだけ乗せれば。レース当日は馬場が軽くなるはず」と自信は揺るがない。

 先週に最大のライバルとなるはずだった昨年覇者ソロウの回避が決定。指揮官は「ホースマンとしては戦ってみたかった」と複雑な心境を明かした上で「今はもうチャンスが広がったと気持ちを切り替えている。うちの厩舎の海外遠征としては一番自信がある」と力を込めた。歓喜の瞬間は刻々と近づいている。

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2016年3月24日のニュース