【高松宮記念】昨年覇者エアロ回避 陣営「馬のことを一番に考えて」

[ 2016年3月22日 05:30 ]

 2年連続の高松宮記念制覇を目指し、来日していた前年優勝馬エアロヴェロシティ(セン8=香港)が疝痛(せんつう=腹痛の一種)で出走を取りやめることが21日、JRAから発表された。同日午前11時5分にJRA競馬学校国際厩舎(千葉県白井市)を退厩し、診察を受けるために美浦トレセンに移動した。手術などを行う予定はないという。

 同馬は14年香港スプリントでG1初制覇を飾り、昨年の高松宮記念、シンガポールのクリスフライヤー国際スプリントとG1・3勝。今季は1月末に休み明けで地元香港G1(センテナリースプリントカップ)を快勝。高松宮記念連覇を目指して、来日中だった。

 P・オサリバン師は「馬にはいつも100%の状態でレースに臨んでほしいと思っています。今回このようなことになってしまったので、馬のことを一番に考えての決断です。今後の回復をただただ祈るばかりです。また日本に帰ってくることを望んでいますので、今後も応援よろしくお願いします」とコメントした。

続きを表示

2016年3月22日のニュース