【阪神大賞典】シュヴァルグラン圧勝!盾へ名乗り

[ 2016年3月21日 05:30 ]

<阪神大賞典>快勝した福永騎乗のシュヴァルグラン(左)

 阪神で行われた「第64回阪神大賞典」は、シュヴァルグランが重賞初V。天皇賞・春(5月1日、京都)へ名乗りを上げた。

 シュヴァルグランが2周目の3角過ぎに抜群の手応えで大外へ。すぐ内のタンタアレグリアをあっさりかわし、一気に直線先頭に立つと、そのまま突き放した。検量室前に引き揚げた福永は「いやー強い。強気に行きました」と満面の笑み。パートナーのステイヤーとしての資質を強調した。

 「きょうはスタートを五分に切れたし、もっと前めの位置も考えていたけど、ペースが流れていたのであそこでいいかなと。思っている以上に長距離適性がありましたね」

 これまでは2400メートルが最長距離。前走の日経新春杯から3F延長したが、折り合いは問題ない。前走から10キロ絞れたことで反応も鋭く、繰り出した上がり3Fはメンバー最速だった。「ペースに合わせて競馬ができるのが強み。瞬発力があるしスタート次第でいいポジションに付けられる」と笑みがこぼれた。

 さあ次は「春の大目標」と友道師が公言していた天皇賞・春(5月1日、京都)だ。「3000メートルが一番強い内容だった」と手応えをかみしめた。3つ上の半姉が13、14年にヴィクトリアMを連覇したヴィルシーナ、そして1つ下の半妹が21日のフラワーC出走のヴィブロスで、“佐々木主浩氏&友道厩舎”にとって縁深い一族。大事に育て上げた4歳馬シュヴァルグランが開花を迎えようとしている。

 ◆シュヴァルグラン 父ハーツクライ 母ハルーワスウィート(母の父マキアヴェリアン)牡4歳 栗東・友道厩舎所属 馬主・佐々木主浩氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績12戦5勝 総獲得賞金1億5250万3000円。

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