菜七子 高知で初勝利届かず…3R1番人気も別府がV「悔しい」

[ 2016年3月16日 05:30 ]

8R、ゴールドゼウスで4着に終わった藤田

 真衣先輩“参りました”――16年ぶりのJRA新人女性騎手・藤田菜七子(18)が15日、地方・高知競馬に初参戦した。6鞍に騎乗して3着(2、3R)が最高だった。初勝利はお預けとなったが、地方女性騎手の第一人者・別府真衣(28)との夢のなでしこ対決が実現。“2勝2敗”と五分の結果に終わったが、菜七子が1番人気で敗れた3Rは勝った別府に経験と腕の差を見せつけられた形。それでも初勝利へ菜七子にとっては大きな勉強の場となったようだ。なお、この日の稼ぎは賞金と手当を合わせ3万4225円だった。

 菜七子初めての高知参戦は、ホロ苦い一日となった。この日は6鞍に騎乗し、うち4鞍で「尊敬している」と話す地方現役女性騎手最多勝を誇る別府との夢の“なでしこ対決”が実現。結果は菜七子が2度先着し“2勝2敗”となったが、レース内容では別府に貫禄を見せつけられた。

 菜七子の初V最大のチャンスは3Rメトロノース。2連勝中の勢いも買われ、単勝2・0倍。初めて1番人気馬の騎乗となった。スタートを決め先頭を奪う積極策。軽快に飛ばしていたが、3角過ぎに別府騎乗のアランルース、ペイシャクィーンの2頭に外からかぶせられる厳しい展開。別府は「私はメトロに乗っていましたから。癖を知っているので早めに動きました」としてやったり。菜七子は懸命にステッキを打ち込んだが3着に粘るのがやっと。別府騎乗のアランが外から豪快に差し切った。「さすがベテランだな、と思いました。(私は)いい馬に乗せていただいたのに…。悔しい」と唇をかみしめた菜七子。一方の別府は「差し切ってごめんね、って思いながら追いました」と余裕の返しで応じた。

 レース後には根本師を加えて3ショット会見。菜七子が「別府さんは姿勢もキレイで当たりが柔らかい。あらためて凄いと感じました」と目を輝かせれば、別府は「休みの日は競馬のことは考えない方がいい。プライベートを大切にね」と先輩ならではのアドバイスを送った。

 3日川崎に続く地方競馬参戦。全長1100メートルのトリッキーな小回りコースも1Rから無難にこなし、別府も「1鞍ごとに慣れて、最後の2鞍は流れに乗れていましたね。凄い」と適応力の高さを称賛。菜七子は「中央はラチ沿いピッタリに走るのに、こちらは内を空けて走るのが驚きでした」と発見づくしの一日を振り返った。

 地方は24日の浦和が予定され、今後も積極的に出向く意向。今週末は19日中京、20、21日は中山で騎乗。21日は抽選をクリアすれば、フラワーC(シャララ)で重賞初挑戦も控える。高知での経験を糧に、中央初勝利を目指す。

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