【阪神大賞典】タンタアレグリア順調 春天へ“収穫ある競馬を”

[ 2016年3月16日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=15日】数々の名勝負が生まれた阪神大賞典だが、今年はG1馬のエントリーがトーホウジャッカル1頭のみ。ステイヤー好きの浜田にとっても、長距離路線の衰退は寂しい限りだ。そんな中でも注目なのがタンタアレグリア。昨年の菊花賞で4着に健闘している。

 朝一番の調教スタンドで国枝師を取材開始。「順調だよ。体もいい感じだ」と表情は明るい。前走ダイヤモンドSは勝ち馬に1秒7差4着も「馬場(やや重)を気にしていたみたい。乗り役(蛯名)も“手応えが良かったのに、追い出してから反応がなかった”と言っていた」と、敗因ははっきりしている。

 国枝厩舎と言えば日経賞のイメージが強く、過去3勝を挙げている。その話題を振ると「俺もそう思う。ただ、今回は阪神の方が相手関係が楽そうだし、距離も3000メートル以上に適性を感じている。天皇賞に向けて収穫のある競馬を」。“得意レース”ではなく、あえて選択した関西遠征。1着馬に与えられる優先出走権を手にできるか。

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2016年3月16日のニュース