【中山牝馬S】ミスターX ルージュバック負けられない

[ 2016年3月13日 05:30 ]

 中山11R・中山牝馬Sはルージュバック。新馬Vから3連勝で15年きさらぎ賞を制したときは、クラシック無冠は考えられなかった器。桜花賞は空前のスローに苦しみ、オークスは0秒1差の2着に終わった。約1年ぶりのVへここは負けられない。

 昨秋は古馬を相手に力を見せてきた。前走・有馬記念(10着)は先行勢が上位を占める展開できつかったが、勝ち馬には0秒5差。長期休養明けだった2走前・エリザベス女王杯は、勝ち馬マリアライトに0秒1差の4着。最後方からメンバー2位の末脚(3F34秒2)で迫ったが、横に広がった馬群を大外から回ったロスが響いた。かみ合えば勝ってもおかしくないレースが目立った。大竹師は「心身ともに古馬らしくなってきた」と4歳を迎えての成長を強調。この春は距離短縮に挑み、ヴィクトリアMも視野に入れる。ここを再起のきっかけに。馬単(15)から(1)(2)(4)(5)(9)(16)。

 阪神11R・フィリーズレビューはメイショウスイヅキ。新馬Vが1200メートルで、2勝目のもみじSは1400メートル。前走・阪神JF(1600メートル)で伸びを欠いたのは距離が響いた可能性が大きい。

 3走前・もみじS(15年10月)の勝ちっぷりがすごい。出遅れて後方からのスタートになったが、直線だけで他馬を置き去りに。距離は違えどラスト3F33秒0は、先週のチューリップ賞でシンハライト(1着)、ジュエラー(2着)が記録したタイムと同じ。2歳牝馬としては別格の切れ味だった。掛かりやすい気性なので囲まれにくい大外枠はむしろ歓迎。得意の距離に戻って、桜への切符をつかむ。馬単(18)から(3)(7)(9)(14)(15)(16)。

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2016年3月13日のニュース