菜七子は6着が最高 女性騎手最速V懸け13日は4鞍騎乗

[ 2016年3月12日 11:30 ]

中山3Rで12着に終わったミサエサンの藤田菜七子は砂だらけの顔で引き揚げる

 デビュー2週目を迎えたJRA16年ぶり、7人目の女性ジョッキー・藤田菜七子(18=美浦)が12日の中山で3鞍に騎乗。デビューから16日で初勝利を挙げた2004年6月の増沢(当時牧原)由貴子を抜く、JRA女性騎手史上最速Vに期待が集まったが、初勝利はならなかった。

 中央デビューとなった先週は、2日間で3鞍に騎乗。5日のデビュー戦では前走10着だったネイチャーポイントを好騎乗で2着に導き、「早く1勝できるように頑張ります」と力強く宣言していた。

 1Rで騎乗したセラグリーンでは、好スタートから積極策を取って2番手を追走。だが、直線で失速し13着に終わった。続く2Rではハシカミに騎乗。中断後方に位置を取り、直線で外から追い上げたが6着だった。

 3Rで騎乗したミサエサンは序盤から好位置に付けるも、見せ場を作れずに後退。12着でゴールし、初勝利は持ち越しとなった。女性騎手史上最速Vを懸け、13日も中山で4鞍に騎乗する。

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